脱力系プログラマれっつらの送る、『ヒマが出来たら』的日記サイト。
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2005年11月03日(木):非モテ系文化人 ファントム 日記
オペラ座の怪人、見てきました。
凄い。少なくとも前半は大体分かってたのに、圧倒されました。

作り手としてコレを見て思ったコトは、
『この作品は、ミュージカルという表現方法を知り尽くした人が、わざわざ人気が出るように狙って作った作品だな。』というコトでした。
まあ、当たり前っちゃー、当たり前なんですけど。

比較的、メッセージ性よりは、
ミュージカルの持つエンタテイメント性に、重点を置いて作ったと言うか。

『こんな素晴らしいの狙って作れる人なんて、この世に何人も居ないな。』
とも思いましたけどね。
…凄い能力だよな〜…。


オペラ座の怪人と言えば、怪人(ファントム)ですけど、 何て言うか彼は、非モテ系文化人の極みを行ってる人ですね。 今の世の中にも、ぶっちゃけ居てもおかしくないですからね。こんな人。 まあ、殺人鬼になるまで歪んでしまうようなのは、稀でしょうけど。
ちょっと今風に、ファントムを解釈してみました。 ハゲでデブで、今までモテたコトの無い若者が、無駄にエネルギーを持て余していた。 ↓ 若者、十数年間、モテたいが為に、物凄いエネルギーであらゆる趣味を極めてみた。 ↓ だが、やっぱり致命的にモテなかった。 (男性が熱中する類の技術の過半数は、女性にとってはどうでも良いモノが多いので) ↓ しかも若者、いつの間にかオッサンになっていて、 もっと致命的なビジュアルになっていた。 ↓ ある日、 『努力家で、騙せば二十歳過ぎても父親と一緒にお風呂に入れてしまいそうな、素直でファンタジックな思考』の娘を捕まえて、 上手く言い包め、自分の好みのタイプの女性に仕立て上げる作戦に出る。 ↓ オッサン、数年間、物凄いエネルギーで娘を育成。 娘は、オッサンにとって理想的な女性に育つ。 ↓ だが、オッサンの好みのタイプが「セレブなお嬢様系」だったのが災いして、 娘、ヒルズ族の社長に目をつけられ、お付き合いを始めてしまう。 ↓ しかも連中、他人前でも平気で愛の歌を歌えるようなバカップルに育っちゃったために、 育ての親のオッサン、どんどん報われなくなる。 ↓ 一時はストーカー扱いされたりして、まだ相手にしてもらえたのに、 いつの間にか蚊帳の外の存在にされてしまう。 ↓ オッサン、傷心の余り、一生引きこもることを決意。 ファントム!!悲しすぎるぞ!! お前は俺か(笑)?! モテないオッサンなのに、若い娘にちょっかい出す時点で致命的なのにね。 だのに、何で皆、ファントムに惹かれていくんだろうね?
いやー。ミュージカルって、本当に良いモノですね。 今度は、コンサートとか、行ってみたいなぁ。 コンサートのチケットって、どうやって手に入れるんだろう? 人気ミュージシャンになると、ファンクラブに入らないとダメとか有るのかな? 全然知らないのね。自分。