ソルティスロード・予選2回戦にて使用。

見ての通りの多色援護ブック。スタンダードな走り合いでは確実に遅れるブックなのですが、二色スイッチによる手の広さ、安定したSTの供給、土地確保面での強さを高く評価して、25Rから30R過ぎにかけて最も有利な形を作りやすい構成にしました。

2色で構えることの利点としては、2色連鎖からのマジブ・インフルでの増幅を見られること、色被りでの殴りあいを避けて侵略欲求を受け流しやすいこと、逆に戦闘面での脆さのある同色ブックを潰しにかかれること、などが挙げられます。バルキリーを地連鎖に組み込めることも大きな強み。

プレイの指針など。
序盤はショートカットにあまり拘らず、広く盤面にクリーチャーを撒いていきます。その際、火土地1はできるだけ確保するようにしたい。
マミーやコーン、グース持ちのバーンタイタンを相手の色に置いていくのもポイントです。また、終盤のマジブ増幅に向けて、内周土地を複数確保に向かいます。
15R～20R頃には、最終的な連鎖色を決めて、色を揃えていきたいところ。土地数は十分に取れるブックなので、尻上がり的に資産増幅ができるはず。
セフトは相手のマジブを奪いつつ、自分のマジブの厚みを確保しましょう。といっても勿論柔軟に使うのが一番大事。
ドレインは、収入手段としても重要ですが、基本的には相手の増資を促してコントロールを決済させるために使いたいところです。
リフォームはグレアム、スティンクボトル、ティラニー、全体焼き等の天敵カードに対して採用していますが、場によっては相手のカウンターやパワブレを消して、1位にSTが向かうように促すことも見ています。